
経済に関して展開されている議論の「見巧者」足らんと努力する日々。一冊との出会いの一助になれば幸いです。
サブプライム問題にあえぐ米国経済を論じた本。70年代以降の米国経済の経済政策の思潮、金融商品そのものの特性が信用危機を生み出したという指摘が今般問題になっている様々な金融商品の解説とともに語られます。
時間がある人は最初から、エコノミストの経済に対する物の見方に関心のある人は第4章から読むべし。一級のエコノミストの分析視角は地道な努力の積み重ねから生じていること、これのみだということがわかる筈です。
タイトルからすると少し敬遠してしまう方も居るかもしれませんが、至極真っ当な論調が貫かれている書籍。奇をてらう経済書が多い中でこのような書籍は貴重でしょう。
フリードマンの思想は今も色あせないことが本書を読むと分かる筈。巻末の高橋洋一氏の解説も必読。
『道徳感情論』で展開される人間観・社会観を基礎にすえつつ、『国富論』を読み直すという書籍。スミスの二つの著作から見えてくる経済観はこれまでの経済学への認識を新たにしてくれると思います。
我が国では経済学批判の書籍は多いが、本書も類書の一冊として位置づけられるものだろう。現代の市場経済学が人々を自己欺瞞に陥れるものとの指摘を真に受けてしまってはそこから先に進むことは出来ないのだ。
環境政策という次元では、現状認識が正しいかどうか、そして政策としてメリットとコストをどう評価するのかという点を考える題材として読んでみたい本。熱い議論をクールダウンさせる書籍だと期待しています。
本書は対話形式でとっつき易い。 色々な話題が凝縮されていて楽しい本です。
猪瀬氏が思想界の十傑と対談した対談集。中々楽しみな内容ですね。個人的には、鬼籍に入られた江藤淳、高坂正尭、会田雄次の諸氏との対談が興味深い。これらの方々が存命なら現代日本をどう見るのだろうか。
「マクロの統計数字の推移を骨格とし、必要に応じて歴史的事実をちりばめていく」という方法論に沿って日本経済の歩みを論じた本です。過去がどんな経済だったのかという点を考える際の一つの出発点になる本です。