
学生です。他にもブログやポッドキャスティングしてます。
数学者と批評家の対談。相対論に対するベルクソンの批判について、また創造論について、など知的に興奮させれる点もあるが、老人が一言物申す感に耐えられるかどうか。自分はああいう小言を言われたら嫌だなー。
物理が思想だった最後の時代ではなかろうか?思想家としての湯川を取り上げた本。素領域論がいかなるバックグラウンドを持っていたか。冗長な作者の文体も味がある。
具体的な技術の話を書いて欲しかった。ニッチな分野で成果を上げられた稀有な例なのかな。
内容は他の本でも語られていることとは思うが、極めて理知的にとことん大風呂敷を広げて行く筆致がお見事。
量子論、原子核物理、天文学まで。学者の人物像に焦点をあてながら物理のエッセンスを見事に解説。
序盤の3回にわたる吉本興業のお家騒動に至るまでの歴史はかなり面白い。でも、後半に行くにつれて・・・。尻切れトンボという印象。そしてちょっと浅めの芸人論。
ポリネシア地域そしてマダガスカル島への移民の歴史にびっくりした。現代の人類学の科学的類推手法にも目から鱗。
これはあたり!そこそこ突っ込んだ話を数式を用いて示してくれる。こういう本でなかなか化学ポテンシャルまでは出てこないだろう。物理学者が辿った人生の足跡の記述もまたよい。
浅田彰から東浩紀まで。思想界のプレイヤーではない著者だからこそ書けた快著である。論壇についての論。論壇論。