
アメリカで生化学を研究してます.
i文庫にて無料。大人になってから読むほうがずっと好いものですね。彼の詩は奇妙な言い回しが多いのに、イメージが自然と脳裏に浮かびあがってくるのが不思議だ。こんな詩を書けるようになりたいものだ。
幕末というと佐幕か勤王のいずれかの視点で捉えられることが多いが、福沢諭吉はどちらでもなかった。政府を信用せず、自ら私塾を営み生計を為す彼の主義は、アメリカの伝統的な自由主義を彷彿とさせる。
i文庫で無料にて。衒学的すぎて荒唐無稽感あるも、まさに奇書。論理的推論だけでなく、心理分析をふんだんに利用詩句を多用して容疑者の心理を供述に引き出す主人公の訊問テクニックはかなり見応えあり。
熊楠は生涯貧乏だったとはいえ、家が裕福であったため学問を修めることができた。全く実生活に役に立たない学問をやる人間がどうやって身を立てるべきかについていろいろ考えさせられた。
南方熊楠の伝記。自分もアメリカで生物学を研究する身であるので、熊楠の海外生活の苦労には非常に共感した。もっとも100年前とは違って、自分はずっと恵まれた環境にいるが。
知識が羅列してあるのみでまるで教科書を読まされているような気がしてちっとも面白くない。もっと著者の研究エピソード等を織り交ぜて、地球学はここが面白いんだ!というのを熱弁してほしかった。
名著と言われるも個人的にはいまいちピンと来ず。今読んで特に役に立つと思われる記述が見つからなかった。この40年で分子生物学が飛躍的に進歩したためか、本書を読む意義はやや薄れているように思える。
霊長類の動物行動学研究の結果から動物が他の個体に共感する能力を持つことを説得力を持って示してくれる。同じ群れのチンパンジーは血縁関係がなくても協力し合う。他人に共感する感情は生まれつきの行動なのだ。
著者の議論はとても説得力のあるが、もし出版当時自分がこれを読んで進化論を信じる気になれたかどうかはわからない。進化論はソフトな科学とハードな科学の境界にあり、科学哲学的にも興味深いトピックだと思う。