
ところどころにニューアカ臭を漂わせてナウでヤングな読者のハートを捉えようと必死なところが時代を感じさせるが、普通に当て字の辞典としてよく出来た本である。文庫サイズで扱いやすいのもよい。
アメリカ俗語を日本の俗語でかえすという、かなり難易度の高い所業を見事になしとげた一冊。辞書のひとつの理想の姿を提示している点で、英文学関係者に限らず、すべての人が所持し、参照すべき本である。
これ滅茶苦茶おもしろい。ファンはもちろん必見だけど、入門編としても観られる構成なので、彼のこわもてな写真に腰がひけてる人にもぜひ観てほしい。撮影風景を追った部分にも十分時間を割いていて、編集にも好感。
今や大御所となった漫画家たちの初期作品に触れるのは、その後の活躍を知るだけに色々と考えさせられるものがある。絵もろくに描けないうちから連載を始めた小林よしのり「東大一直線」の第一話なんかその好例。
1巻以上にグッとくる場面が多くて切なくてやるせない展開が待っていた第2巻。非常にリアルに描かれていた小学生篇があっさり終わっちゃったのは残念だけど、きっと中学生篇も期待を裏切らないだろうことは確か。
ジャンプ草創期を飾った14作品から第1話を集めた企画モノ。ここまで古いと懐かしいというより、漫画の歴史に触れてる感じがする。それぞれの作品解説を読むと意外な物語展開を経るものも多いようで先が気になる。
文芸作品の細部の襞から垣間見える、明治東京の生活風俗。単なる歴史読み物に終わらせないのは宵曲の随筆家としての力量あってのこと。まるで行間から明治の空気が流れてくるような心地になってなんとも気分がいい。
何なんだ、この漫画は!何で主人公が落書きみたいな格好してんの!何で大人たちはどいつもこいつもキ印みたいな言動なの!ナンセンスなのにひどくシリアスで、だから深く深く感動してしまった俺をどうしてくれんの!