レビュー商品
新潮社 | 重松 清 | 460円
吃音を特別視せずに一つの個性として見て欲しいという主人公の願望が直接的な自身の発言ではなくお節介な少女に対する純粋な憤りのみが描写されるシーンのように障害者の抱える悩みをリアルに感じ取ることが出来る。
吃音のある少年の物語。派手ではないがしんみりと心の奥に伝わる優しい話が端々と伝わってくる。人の『こころ』が分かる優しい作家さんだなあ としみじみ。今回も逸品でした。
どこからが実話で、どこからが小説なのか、境目がわからない。全部小説なのかもしれない。……と思ってしまうくらいリアルすぎる。自分の思い出とかぶって、私は幸せだったのかもしれない、と思えました。
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