レビュー商品
新潮社 | 村上 春樹 | 1890円
海辺のカフカ、ねじまき鳥クロニクルに比べるとスパイスが足りない。 なんでこんなに売れたんだろう?ノルウェイの森が売れまくってるのもよくわからない。
いやあ、面白いなあ。村上春樹に古川日出男が乗り移ったようなスリリングな設定と語り口。何かが起こりそうな、はじまりの楽しさに満ちた第一巻。
幻想的で謎を多く残す作品ですね。上下1000ページを超えるかなり長い話ですが、退屈せずに読めました。不思議な絵本を読むって感じで、象徴的な表現の仔細が気になる人にはつらいかもしれません。
羊をめぐる冒険+海辺のカフカ的なスタイルというかパターンなんですかね。 世間に左右されない、自分のスタイルを 大切にするこれまでの主人公「僕」とは違う2人の主人公。 新しくて斬新で楽しく読めました
春樹節の神髄を味わいたかったら「世界の終わりと〜」とか、僕3,4部作を読みましょう。でも、経験でしか書けないスタイルに龍も春樹もなって、これを円熟というのでしょうね。
結局のところ、「説明しなくてはわからないということは、説明してもわからないということだ」という天吾(主人公)の父親の言葉が、この本そのものに当てはまるような気がしてならない。
第一印象は文体がいつもと違う。走りすぎることなく、ただところどころで『あれ?』と思うような陳腐な表現に出くわした。物語は、狂信的なカルト集団の核心に迫っていくあたりは『羊』を彷彿とさせなくもない。
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