
SF作家であること以上に藤子オタであることが全面に出ており、藤子作品ネタや他のドラえもん作品ネタを入れようと無理のある描写も。ただ全体的には随所に見られるオリジナル展開や解釈の妙味が光る佳作だと思う。
読み進めると内容の半分ぐらいは中学校とかでやったような気がするんだけど、それらの点を線にするということをやるかやらないかで全然違ってくるという好例かなーと。
なんというか、穏やかなリア充と言うか・・・。いつも以上に今まで以上に「日々の歌」だと思います。奇抜なことはしていないけど面白いことをしてます。「温泉」とか、日本人でよかったな。
フィッシュストーリーに近い、巧妙なパズルのピースを集めていく感覚。確かによく出来ているけれど、フィッシュストーリーと比べると個々のピースの魅力が弱く、追う楽しみに欠ける。あるいはそれこそが人生か。
大人になってから考えると、友達ってどうやってつくるんだろう、って逆にわからなくなったりして。世の中にはいろんな人がいて、だから素晴らしくて。今一度人と仲良くしよう。そう思わせてくれる。そう、素直に。
基本的にライブ音源ってやっぱりDVDに敵わないって思ってるんだけど、これは何というか、スリーピースで何が出来るのか?の一つの答のような気がする。決してセトリはベスト的選曲とは違うけどこれがトライセラ。
ようやく合間に津田雅美の毒というか、個性が出てきた印象。欠落がないヒーロー・ヒロイン像を掲げてから、その内面や異常性を出して行くやり方が俺としては「らしい」と思います。1~2は上手い導入だった。
曰く、大江戸アバンギャルド草紙。身寄りの無い少年が実は大物の隠し子で・・・というありがちプロットを「平成20年の江戸時代」に乗せることで確立されたオリジナリティ。津田雅美の描くイケメンは良い!
ただの恋愛小説のように読んでもまあ、それなりに面白いけど、仕掛けに気付いた時の寒気は確かにミステリーでややホラー。確かにこれはラブストーリー好きの"通過儀礼"かも。